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UTENA TEA
UTENA TEA
うてな茶屋 𠮷田惠美

京都府の宇治茶の産地、和束町で、約50年前 父が祖父からもらった、4反3畝の茶畑 この畑でとれた番茶から、父が考えた割合で 母が庭で焙じてつくるほうじ茶を 毎日がぶがぶと飲んで育ちました 喉が渇いたらこのお茶 ごはんのときもこのお茶 朝も昼も寝る前も どの季節にも欠かせない 吉田家の暮らしに寄り添うお茶です 2018年の夏、父が亡くなり でもこのお茶まで失いたくないと 茶畑を引き継ぐことにしました 自分でやるなら、農薬は使いたくなくて 2019年の夏から、農薬も肥料も切りました 茶畑は突然の断食状態で ちょっとびっくりしているかもしれないけど お茶の木の力を信じて 自分にも周りの人にも環境にも 無理をせず続けていける 自然なお茶を目指したいと思います だんだん自然のお茶に近づいていくので 味も年を経て変わっていくと思います その変化も含めて 見守っていただけたらうれしいです 人口3,800人の小さな田舎町で 小さな茶畑を引き継ぎましたが 茶畑を継ぐことにする数年前から 趣味で放棄茶園の整備をしながら 白茶や釜炒り茶、烏龍茶、紅茶など 手作りのお茶づくりに取り組んでいました 発酵系のお茶は、無農薬無施肥で しかも在来種のお茶の木でつくるのが 美味しくて面白い 今問題になっている放棄茶園が 実はぴったりなのです いずれ、この手づくりのお茶も お届けできたらなぁと思っています うてな茶屋の「うてな」は 大和言葉で展望台のような意味 小さな茶畑だけど お茶の可能性や未来をみんなで見られる 展望台みたいな場所になればいいな とこの名前を付けました 見守っていただけたら、うれしいです 2020年5月 うてな茶屋 吉田惠美